「クタで両替商強盗事件」(2017年02月13日) 2017年2月4日(土)午前11時前、バリ島クタ地区でマネーチェンジャーが強盗に 襲われ、8億1千1百万ルピアの現金が奪われた。被害を受けたのは外貨両替商DVP社 で、デワルチ交差点に近いクタスギティガマス商店街の中で営業している店。 デワルチ交差点はクタ・ヌサドゥア・デンパサル〜サヌールの三方面に向かう道路が集ま っている場所で、その周辺をモールやDFS、商店街、娯楽施設、住宅などが取り巻いて いる。路上交通の流れは激しいが、徒歩の人間が大勢集散する場所ではない。 両替商店員の話によれ眠り込んでいるば、ヘルメットをかぶった4人の男が店内に入って 来たかと思うと、いきなりピストルを向けて店内の従業員5人をカウンター近くに集め、 そこに伏せるよう命じた由。別の賊が従業員に手錠をはめた上、口にガムテープを貼った。 そうやって障害を取り除いた賊はカウンター周辺や金庫に入っている現金をかき集めた上、 店内の防犯カメラのサーバーを奪って逃走している。 賊の一味が去ったあと、店員は手錠を外して警察に電話した。犯行現場を調査したデンパ サル市警は、強盗団一味の手口がたいへん迅速だったことから、犯行を重ねている一味だ ろうと見て捜査を進めている。一味の行動は5分もかかっていなかったとのことだ。 警察は他の目撃者の証言や、商店街の表を撮影する監視カメラの画像などを集める動きに 入っている。一味が使ったピストルはFN型エアソフトガンではないか、というのが警察 の推測だ。店内に入った一味は4人であっても、往々にして外に見張りを立てているのが 普通だから、この一味の人数はもっと大勢かもしれない、とのこと。