「首都圏コミュータの実態」(2017年04月07日) ジャボデタベッ地区住民が毎日仕事や他の活動のために四輪車や二輪車で移動しているこ とが、首都圏の交通渋滞を激しいものにしている。平均してかれらは一日に数十キロを走 り、その移動に30分以上の時間を費やしている。 中央統計庁の2014年コミュータサーベイによれば、ボデタベッのコミュータの68% にあたる240万人がジャカルタとの間を往復しているとのこと。ジャカルタに向かって デポッ市とブカシ市から出てくるコミュータがそれぞれ20%を占めており、最大勢力を なしている。 コミュータ全般については、73%のひとは自宅がジャカルタの活動場所から10キロ以 上離れており、6.5%は50キロを超えている。移動時間が30分以下というひとは1 3%いるが、四人のうち三人は一日の半分を家の外で過ごしている。 コミュータの中で公共運送機関を利用しているのは30%しかおらず、7割が自家用車族 になっている。その統計を詳細に見るなら、次のような姿が浮き上がってくる。 (1)片道の移動距離 10キロ未満 26.9% 10〜19キロ 27.6% 20〜29キロ 21.9% 30〜39キロ 11.5% 40〜49キロ 5.4% 50キロ以上 6.5% (2)移動のための所要時間 30分未満 12.9% 30〜59分 31.6% 60〜89分 26.2% 90〜119分 15.2% 120分以上 14.1% (3)家の外にいる時間 10時間未満 25.7% 10〜12時間 38.7% 12時間以上 35.6% (3)利用交通手段 徒歩 1.2% 自転車 0.6% オートバイ 56.9% 自家用四輪車 12.3% 公共運送機関 14.5% コミュータ電車 7.1% トランスジャカルタバス/APTB 2.5% シャトルバスサービス 3.6% その他 0.4%