「サービスとは無料のこと?」(2017年07月11日)

2017年1月20日付けコンパス紙への投書"Aturan Pungutan PNBP"から
拝啓、編集部殿。税外国庫収入に関する規定は1997年法律第20号に定められていま
す。国家警察の税外国庫収入タリフは2010年政令第50号を改定する2016年政令
第60号にありますが、その間の値上がりはたいへん大きなものになっています。

1997年法律第20号第3条(1)項にある税外国庫収入課金原則にもとづけば、税外
国庫収入各項目のタリフは社会と事業活動、当該国庫収入に関する政府の運営実施コスト、
国民負担における公平さ、への影響に留意して定められることになっています。

その法律条文に照らし合わせてみるなら、2016年政令第60号の内容は1997年法
律第20号に違背しているおそれがあります。つまり、タリフ分析は納得しがたいもので
あり、過剰な負担を強いているということなのです。たとえば、STNK(自動車番号証
明書)新規発行や5年ごとの更新では、二輪車三輪車は10万ルピア、四輪車は20万ル
ピアになっています。毎年の納税に際しての認証は二輪三輪が2.5万ルピアで、四輪は
5万ルピアです。

ナンバープレート発行費用は二輪三輪が6万ルピアで、四輪は10万ルピアになっていま
すし、BPKB(自動車所有証書)発行は二輪と三輪が22.5万ルピアで、四輪は37.
5万ルピア、犯罪記録証明書発行は3万ルピアです。

警察のこの税外国庫収入タリフはまったく腑に落ちません。なぜなら、それらの公文書を
発行するために国(この場合は警察)が負担する経費を見るなら、STNKの場合はどん
なに高くても1枚5百ルピアですから、税外国庫収入タリフはせいぜい5千ルピアではあ
りませんか。

公平感がなく納得できないのは、アルミ素材のナンバープレート発行料がSTNK1枚の
発行タリフよりも廉いことです。

犯罪記録証明書発行の3万ルピアも公平感がありません。国民へのサービスが国の義務だ
ったのではないでしょうか?国民から廉くない料金を取り立てるというのはどういうこと
なのでしょう?

それゆえ、わたしは大統領にお願いします。国民の納得感が得られず、経済的な負担をも
たらしている政令を、取り消すなら改定するなりしてください。
[ スマラン在住、スプライッノ ]