「入国時の物品課税規則」(2018年02月09日)

2017年10月12日付けコンパス紙への投書"Pungutan Pajak di Bandar Udara"から
拝啓、編集部殿。外国で購入した品物の一部について帰国時に空港で税金(関税)が徴収
されているという、ビデオを添えた情報がソーシャルメディアで盛んに流れていることに
関連して、空港での税金徴収活動が本当に行われているのかどうかを確認したいと思いま
す。

もし本当にそうであるのなら、その活動に関する法規がどうなっているのかを、わたしは
国民のひとりとして尋ねたいと存じます。

現場で誤解が生じるのを避けるために、税関総局長に回答していただきたく希望しており
ます。[ 西ジャカルタ市在住、KKラハルジョ ]

2017年10月20日付けコンパス紙に掲載された税関総局からの回答
拝啓、編集部殿。10月12日付けコンパス紙に掲載されたKKラハルジョさんからのご
質問に関してお答えします。外国から帰国する乗客はたいてい、いくつかの物品を持参し
ています。

輸入プロセスを監督する権限を持つ政府機関である税関は、乗客が外国から国内に持ち込
む物品を検査する義務を負っています。乗客手荷物に関する法規は1996年以来施行さ
れており、現在有効な改訂版は大蔵大臣規則第188/PMK.04/2010号です。

乗客手荷物というのは、乗客が国内に持ち込むすべての物品ですが、商業用の物品は含ま
れません。インドネシア政府は乗客手荷物の輸入関税徴収について、一人当たり250米
ドルもしくは一家族当たり1,000米ドル、シガレット2百本、葉巻タバコ25本、刻
みタバコ/その他のタバコ製品100グラム、エチルアルコール含有飲料1リッターを超
えない物品に対して免税措置を与えています。乗客が持ち込む物品がその限度を超えてい
る場合、その超過分に対して関税等輸入税が課税されます。

商業用物品はまた別です。乗客が商業用物品ならびに商業用物品カテゴリーに入ると見な
される物品を持ち込む場合、乗客は特殊輸入通関申告書を作成提出して関税等輸入税を納
税しなければなりません。商業用物品カテゴリーというのは、品種・性質・数量が本人の
個人用途に使用されるには不自然であると判断される場合を指しています。

それ以外にも、危険性やリスクのある物品について関係諸官庁が禁止や規制を定めている
物品があり、その場合はその法規に従わなければなりません。そして、その法規の実施は
税関が空港で代行しているのです。
[ 税関総局国際通関国際連絡局長、デニー・スルヤントロ ]