「違法手製銃を製造販売」(2018年04月16日) 手製銃を製造して三年間に3百丁を販売した44歳の男が警察に逮捕された。男が作って いたのはエアソフトガン型のものとレボルバー型のもので、射撃スポーツユニオンと名乗 る団体の証書を付けた場合は1丁180万ルピア、証書なしだと80万ルピアが販売価格 だった。 男がこの違法行為を行っていたのはタングラン市チポンドの自宅で、警察の取調べに対し てかれは、すべてを自分ひとりで行っていたと供述している。かれはその狭い自宅に旋盤 や油圧プレス機を置いて金属加工を行い、製品販売はインターネットを使った。 もともとかれは工業高校機械科を出た機械工であり、旋盤加工の仕事をしていたものがそ のうち銃を作るようになった。銃の作り方はユーチューブから学んだそうだ。最初はエア ソフトガンを作り、最近になってレボルバーを作るようになった。 自宅での手製銃作りをかれの妻とふたりの子供がいつも見ていた。それについて、「自分 が行っているのはタングラン市から公認されたまっとうな仕事だから、妻子にも堂々と見 せていた。」と男は述べている。しかし公認された内容を問われてかれが示したのは旋盤 加工事業の許可書だった。 隣人の話では、かれは隣近所とほとんど交際らしい交際をしていない。もちろん妻子は近 所付き合いを存分に行っていた。隣人たちは、その家からときどき夜昼かまわず射撃音が 響くのを迷惑がり、更に頻繁に外部者が自動車を乗り付けることも不満の種になっていた。 インターネットで購入するつもりになった客が車で乗り付け、その家の中で試射を行った 上で購入していたにちがいない。 かれを逮捕したチポンド警察は、購入者の身元を自供させて追跡する構えを取っている。