「国民の寄付能力」(2019年04月23日)

2019年2月13日付けコンパス紙への投書"Daya Sumbang Masyarakat"から
拝啓、編集部殿。2018年後半の5カ月間にインドネシアはロンボッ地震、パル津波、
スンダ海峡津波という大きい災害に襲われました。大型自然災害は即座に、被災者の苦難
を軽減させてあげたいと願う国民の心を揺り動かすのです。

コンパス紙ヒューマニズムファンド(DKK)はロンボッ地震被災者への寄付者4,87
2人、パル津波への寄付者8,586人、スンダ海峡津波寄付者1,642人の合計15,
100人から寄付金が集まったことを報告していました。一件当たりの最小寄付金額は3
69ルピア、最大は1,000,000,000ルピアで、総合計は23,107,95
8,642ルピア、平均すると1,530,326ルピアになります。その平均値をわれ
われはどこまで、ある時期における国民の寄付能力の規準と見なすことができるでしょう
か?

コンパス紙には特定イシューに関する国民の意見を定常的に調査する部門があります。最
新鋭の統計ソフトプラグラムを備えた信頼性の高い統計能力でコンパス紙は、例えば総選
挙の投票結果を高い精度で予測してわれわれの参考に供するようなことも、レファレンス
資料としての制限があるとはいえ、可能です。

その能力と過去数年間のDKKデータという無料素材を使ってコンパス紙は現在インドネ
シア国民が持っている寄付能力の規模を描き出すことができると思います。
[ 西ジャカルタ市クブンジュルッ在住、ウィム K リヨノ ]