05月のヘッドライン


2019年05月31日
中銀発表の19年5月15日の対米ドルルピアレートは前月から1.45%ダウン。季節要因として在外株主への配当金支払いのための外貨需要。19年Q1の市場流通現金量は前年同期比5.6%アップ
19年5月23日夜バリ島グラライ空港で、カワウソの幼獣4匹とサソリ10匹をトランクに入れ、無許可で国外に持ち出そうとしていたロシア人34歳が逮捕された。3月のオランウタン幼獣に続くロシア人の保護動物密輸事件
19年5月25日から6月23日まで、今年もジャカルタグレートセールフェスティバル開催中。購買中心82、ジャックマート34、ホテル4、小売店数千などが参加。参加店リストはhttps://festivaljakartagreatsale.com/event_and_promoで


2019年05月29日
州別産品輸出高19年1〜4月期は西ジャワ州が96.9億米ドルで断トツ。次いで東ジャワ61.4、東カリマンタン55.5。トップスリーが総輸出高の4割を占めている
国鉄はイドゥルフィトリ日の前後各10日間にジャカルタと中部東部ジャワの諸都市を結んで臨時便を毎日20便運行させる計画で、定期便58便は35%増になる。切符は既に売り切れ状態とのこと
トランスジャカルタが電動バスをモナスのIRTI駐車場とモナス入り口間シャトルバスに使用。トライアル運行は19年8月まで毎週土日に実施


2019年05月28日
IDCデータによれば、インドネシア国内市場で中国ブランドスマホのシェアは急上昇している。15年16.7%、16年29.7、17年38.4、18年53.1。15年に31%あった国産ブランドシェアは18年に9.9%まで下落
6航空会社が19年ルバラン交通のための国内線臨時便スロットを1,336件申請した。予約状況次第でまだ増える可能性がある由。ルバラン休日のための国際線臨時便は3社が44スロット申請している
例年のごとく、クマヨランジャカルタフェアーが2019年5月22日から6月30日までJIExpoで開催中。開場時間は10時〜23時だが、イドゥルフィトリ前後は時間が変更される


2019年05月27日
金融サービスオーソリティの19年5月データによれば、個人証券投資を119.9万国民が行っており、年代層別は21〜30歳が35.8%、31〜40歳が27.0%、41〜50歳が15.0%で、二十代が意欲盛ん。20歳以下は4%いる
都議会2019〜24年期の政党別議席数はPDIP25、グリンドラ19、PKS16、デモクラッ10、PAN9、PSI8、ナスデム7、ゴルカル6、PKB5、PPP1という配分
航空旅客運賃の上限料金引き下げ実施状況を監視している運輸省は、3空港で7社65航路をチェックした結果、規定違反は起っていないことを報告。料金は15%ほど低下し、航空券販売2.5倍、ホテル予約3倍に増加している由


2019年05月24日
2019年4月末の外貨準備高は1,242.9億米ドルで、前月末から2.5億減少した。4月は政府中銀の外貨借入がなかったために、プラス要素は貿易収支と中銀外貨スワップ収益だけとなった結果がそれ
2019年Q1の実施済み直接投資高は71.9億米ドル。17年18年の年間総投資高は322億・303億で、低下傾向が感じられる。国別はシンガポール・日本・中国の順位だったが19年Q1は日本と中国が逆転
2017年に開設された北スラウェシ州ビトゥンとフィリピンのダバオを結ぶコンテナ航路は休止状態に陥っていたが、19年6月に運航を再開することを両知事が合意


2019年05月23日
2019年3月の全国海運旅客数は171万人で累計510万人、対前年同期比5.6%増。主要港での累計数最高はマカッサルの8.4万人、二位はスラバヤの7.1万人
19年大統領選挙の公式結果を総選挙コミッションが公表。ジョコウィ=アミン組が55.5%、プラボウォ=サンディ組みが44.5%で、14年の選挙結果を上回る大差で現職の再選が確定。得票差は14年から倍増した
19年国会議員選挙の公式結果は、PDIP19.3、グリンドラ12.6、ゴルカル12.3、PKB9.7、ナスデム9.1、PKS8.2、デモクラッ7.8、PAN6.8、PPP4.5の9政党が最低得票数をオーバーして当選(数字は%)


2019年05月22日
2019年3月鉄道乗車旅客数はジャワ島3,507万人。累計は1億79万人で対前年同期比0.7%増。スマトラ島の3月は68万人、累計199万人で対前年同期比12.3%増
観光外貨収支19年Q1は外国人観光客がインドネシアで落とした外貨34.0億米ドル、インドネシア国民が外国で費やした外貨20.4億米ドル、収支13.7億米ドルの入超。17年・18年の同期は15億の入超で、19年は低下している
低所得層向け3キロ入りLPガスボンベ詰めのガス需要は月間平均2.13万トン。ラマダン月は10%上昇して2.33万トンになる。プルタミナは万全の供給体制を敷いており、市場で品薄は起こらないと太鼓判


2019年05月21日
2019年3月航空機搭乗旅客数国内線は603万人、累計1,832万人で対前年同期比17.7%減。空港別累計トップはスカルノハッタ432万人、二位ジュアンダ151万人
首都移転の基本日程は2021年までに法的技術的基盤を確定させ、22〜24年に中央政府活動の基礎インフラ建設を行い、24年から人の移動が開始されるという内容。新首都は面積4万Ha、人口100〜150万人という規模
中部カリマンタン州グヌンマスとムルンラヤの両県で有機栽培されたカカオがドイツのチョコレート工場で原料に使われ、テスト販売で好評を得ている。ドイツの非木材森林物産育成機関のカリマンタン生産農民に対する支援育成の成果


2019年05月20日
2019年3月航空機搭乗旅客数国際線は154.5万人、累計444.3万人で対前年同期比4.9%増。空港別累計トップはスカルノハッタの189.7万人、二位グラライ155.6万人
国家警察デンスス88は19年5月1〜17日に5月22日のテロ計画に対する予防措置としてテロ容疑者29人を逮捕。19年1月以来の累計は68人にのぼり、全員がJADメンバー
ルバラン帰省交通は自動車専用道でのガソリン需要を激増させる。ガス欠車両を出さないようにするため、プルタミナはサービスエリアのガソリンスタンドへの供給確保に加えて、移動式ディスペンサー・仮設販売所・オートバイによる配達など種々の特別措置を執る計画


2019年05月17日
全国34州における星級ホテルの2019年3月宿泊客平均滞在日数は1.81で、外国人2.84、イ_ア人1.64という内訳。最長はバリの2.90で、外国人3.25、イ_ア人2.37。外国人の最大連泊は南スマトラ4.47、イ_ア人はバリ(数字は日数)
2018年島別GDPシェアは、スマトラ21.58、カリマンタン8.20、スラウェシ6.22、ジャワ58.48、バリ・ヌサトゥンガラ3.05、マルク・パプア2.47(数字は%)
運輸省は19年5月15日から航空旅客上限運賃を12〜16%(平均15%)引き下げた。18年末から空運業界が利益体質を目指して料金を引き上げたために全国的に空運旅客数が減少し、観光産業全般に悪影響が出ている状況への対策


2019年05月16日
全国34州における星級ホテルの2019年3月客室稼働率は全国平均で52.9%。州別トップから北スラウェシ65.8、ブンクル64.6、中部カリマンタン62.8、ジャカルタ59.6、パプア59.1。最低はマルク32.5、西ヌサトゥンガラ34.1(数字は%)
オジェッ/タクシーでなくアンコッを使うオンライン方式のTRONシステムがブカシ市で開始され、市民に好評。TRON社が始めたこのシステムは、小型乗合アンコッが利用者最寄りの仮想停留所に迎えに来て、希望する場所に運んでくれる。定員内ならグループ利用が可能
ラマダン月に入ってから、宅配便JNEティキの物品配送受注が平常期から3割増になっている。同社はBukalapakおよびTokopediaと組んで送料無料キャンペーンを行っており、それが奏功している模様


2019年05月15日
2019年3月国籍別入国者数累計トップはマレーシア80、次いで中国55、シンガポール45、ティモールレステ30、オーストラリア27、インド15、日本12、米国10、韓国9、イギリス8(数字は万人)
オンラインオジェッ料金の19年5月1日からの値上げに利用者の75%が反対し、ジャボデタベッの消費者は乗合バスとアンコッにシフトしている。これまでオンラインオジェッの利用者は75%がロワーミドル所得階層
東ジャワ州パンダアンPandaan⇔シゴサリSingasari間自動車専用道は既に完成しており、19年ルバラン帰省に合わせて開通の見込み。スラバヤ⇔マラン間の交通の便が大きく向上する


2019年05月14日
2019年3月の空路入国者ポイント別累計トップはグラライの133.0、二位スカルノハッタ59.0、海路累計トップはバタムの46.1、二位タンジュンウバン14.3、陸路累計トップはアタンブア2.1、二位ジャヤプラ1.2(数字は万人)
2019年2月の完全失業者人口は682万人だったことを中央統計庁が報告した。前年同月から5万人減少して失業率は5.01%。都市部は6.3%、村落部は3.45%
ジャカルタの西半分を受け持っている上水道事業現業フランス系合弁会社Palyjaが管理する上水道パイプ5千6百キロ中1千2百キロは老朽化で漏水が激しく、交換が不可避。見積もりコストは2.2兆ルピアで、自社単独では手に負えないと同社の弁


2019年05月13日
2019年3月の全国入国ポイントにおける外国人入国者数は133.8万人。当年累計381.5万人で対前年同期比は4.3%の増。空路入国者累計220.5万人、海路累計103.9万人、陸路累計57.1万人
21年6月完成予定のジャカルタ〜バンドン高速鉄道駅と市内を結ぶ大量輸送機関としてバンドン市はLRTとモノレールの二択を検討中。パレンバンのLRT失敗事例のため、モノレールに意向が傾いている由
イスラム礼拝時間を知らせるために打たれる大太鼓bedukの制作注文が急増し、中部ジャワ州トゥガル県の生産地は大忙し。平常期の8時間労働は10時間に延長されている


2019年05月10日
2019年3月の輸入総額は134.9億ドル。当年累計407.0億ドルは対前年同期比7.4%減。内訳は原材料補助材が305.8億ドル、消費物資33.8億ドル、残りは資本財。国別輸入先累計は一位から順で中国、日本、タイ、米国、韓国
ヨグヤカルタ国際空港の使用を開始した最初の定期フライトはジャカルタのハリム空港19年5月6日発シティリンクQG132便。バティックエアーは5月10日からデンパサル・パランカラヤ・サマリンダ・ジャカルタ線の運行を開始する予定
ジャカルタMRTの運転間隔は割引運転終了後、午前7時〜9時と17時〜19時のラッシュアワー時は5分間隔、それ以外は10分間隔となる。またラッシュアワー時には女性専用車両も用意される由


2019年05月09日
2019年3月の輸出総額は140.3億ドル。当年累計405.1億ドルで対前年同期比8.5%減。国別累計では1位から順に中国、米国、日本、インド、シンガポール、韓国
2020年1月1日から会計標準報告規定(PSAK)は大型変更を定めており、国際規準により近づいた会計報告書の作成が義務付けられる。旧態型の担当者と会計士を使っている企業は、早目の対応が必要
ジャカルタMRTとインドネシア大学の乗客に対する共同サーベイによれば、割引期間終了後MRTの利用を継続するひとは64%、頻度を減らすひとは33%、利用をやめるひとは3%とのこと


2019年05月08日
中央統計庁発表の月次経済統計。2019年4月のインフレ率は0.44%。当年累計0.80%、YOYは2.83%。当月のインフレ率の大きいカテゴリーは食材、交通・通信・金融サービス、保健
19年大統領選を闘った両候補のキャンペーン収支報告では、プラボウォ組総資金額2,132億ルピアで、その55%は副大統領候補サンディアガ・ウノ氏の個人資金。候補者両人分が91%を占め、残りは民間企業からの献金
19年5月5日に宗教省で開催されたイスバッ会議で、ヒジュラ暦1440年ラマダン月1日は西洋暦19年5月6日となることが決定された。イドゥルフィトリの日に当たるシャワル月1日は6月5日と推定されるが、前日日没時の新月観測で確定する


2019年05月07日
2019年3月の流通通貨量は前年同月から5.6%上昇。クレジットカード取引金額は前年同月から19.2%アップし、ATMデビットカードは16.6%増加
19年大統領選を闘った両候補のキャンペーン収支報告によれば、ジョコウィ組総資金額6,068億ルピアで、民間企業40社から42%、17の事業家等グループから41%、個人支持者252人から4%、支持政党から13%という献金内容
ジャカルタMRTブロッケム駅がBlok M Plazaと連結したことで、開業28年で見放されつつあったプラザに訪問客の波。特にタムリンオフィス街から昼食にやってくる勤め人の姿が顕著


2019年05月06日
2019年3月末の外貨準備高は1,245億米ドルで、前月末から12億増加した。石油ガス販売による外貨取得が主要因。19年4月のルピアレートは安定していると中銀が公表
インドネシア領海を侵犯して盗漁を行い、拿捕されて沈没判決を受けた外国漁船51隻の処分が開始された。ベトナム籍38、マレーシア籍6、中国籍2、フィリピン籍1、インドネシア籍4がその内訳で、第一弾は19年5月4日に西カリマンタン州ダトゥ島沖でベトナム船13隻を沈めた
ジャカルタMRTの半額運行は19年5月12日まで延長。4月のMRT利用者は平日が一日8.26万人、休日8.95万人。トランスジャカルタバスもMRT開業前の利用者一日68万人から77万人に上昇


2019年05月03日
世銀が東部アジア・パシフィック地域の2019年経済成長見込みを引き下げたが、インドネシアは5.2%のままで、中国の経済鈍化の影響は見込まれていない
空運業界の収益体制回復による国内線航空運賃上昇は18/19年末や19年陰暦正月の臨時便増便を限りなくゼロに近付けた。19年ルバラン帰省も空運利用者の爆発は起こらないだろうと見られており、トランスジャワ自動車道網へのシフトに向かいそう
北スラウェシ・北マルク・東ヌサトゥンガラの一部で行われている持続可能なはえ縄漁と一本釣りで獲得されたツナの魚肉マーケティングにIndonesian Tunaの商標が使用される計画。海洋管理協議会の認定証書取得と同時に開始の予定


2019年05月02日
平和基金会が発表している脆弱国家指数2019年版でインドネシアは総合評点70.4を獲得し、前年の72.3から向上した。順位は前年の世界第91位から93位に下がり、反脆弱化の途上にある
日本の格付機関がインドネシアの投資環境評価を安定からポジティブに格上げする傾向が見られており、外来要因に対するインドネシア経済の強固さが評価されていると中銀総裁がコメント
バリサファリ&マリンパークが育てたバリ島原生鳥カンムリシロムク40羽をバリ州副知事が自然の中に放鳥した。カンムリシロムクは絶滅の危機に瀕しており、州政府は個体数回復に努めている