「タンジュンプリオッ(17)」(2025年10月07日)

再開初日には午前9時半発のローカル列車第一便がブカシ行きの乗客7人、カラワン行き
2人、プルワカルタまで11人の合計20人を乗せて出発し、15時半発のローカル列車
第二便は56人の乗客を乗せて発車した。料金はブカシまでひとり1千5百ルピア、カラ
ワンまで一人2千ルピア、プルワカルタまではひとり3千ルピア。

ローカル列車第二便の少し前、15時10分にスラバヤ行きクルタジャヤ号が発車した。
路線ルートは下のようになっており、乗車料金はひとり43,500ルピアだった。
Tanjung Priok - Cirebon - Tegal - Pekalongan - Weleri - Semarang - Poncol - Cepu 
- Bojonegoro - Lamongan - Pasar Turi(Surabaya) 

久方ぶりに動きのあったこの日のプリオッ駅構内は乗客と駅員ばかりでなく、数十人の一
般市民も運行再開を見るためにやってきて賑わっていた。

タンジュンプリオッ駅構内の切符販売窓口は10カ所設けられている。
2ヵ所 クルタジャヤ号切符販売
2ヵ所 ローカル列車切符販売
2ヵ所 首都圏路線在来列車切符販売
1ヵ所 首都圏電車切符販売
2ヵ所 首都圏電車エアコン車切符販売
1ヵ所 問い合わせ窓口

しかし4月13日に開かれていた窓口はその日運行される列車用の窓口4ヵ所だけだった。
窓口の前に並ぶ購入者の列を仕切るための鉄製のフェンスが並んでいる姿は奥ゆかしいば
かりだ。壁には自然石が貼られ、オーナメントの彫刻が施されている。


ジャボデタベッコミュータ電車もタンジュンプリオッ駅に戻って来た。2009年4月2
3日にブカシ〜ジャカルタコタ〜タンジュンプリオッ路線の運行が再開されたのである。
途中の停車駅はクランジからアンチョルまでの13駅。料金は乗車一回当たりひとり4千
5百ルピア。運行は一日2回で、ブカシ発が午前9時半と16時45分。

初運行時に4両の客車は乗客で一杯になっており、475人を乗せて再開第一陣がブカシ
駅をスタートした。ところが多くの乗客はパサルスネンやクマヨランで下車し、タンジュ
ンプリオッ駅に着いたときに各車内はほとんどガラガラになっていた。

2009年に再開されたタンジュンプリオッ駅での乗客列車運行を国鉄は2014年に停
止した。2014年時点でタンジュンプリオッを始発駅にしていた列車はソロのプルウォ
サリ行きBengawan号、クディリ行きBrantas号、スラバヤのパサルトゥリ行きKertajaya号
の三つがあった。

ブランタス号は8百人の収容能力にもかかわらずプリオッ駅から乗る乗客は40〜50人
くらいしかおらず、それらの列車で終着駅のタンジュンプリオッまで来る乗客も少なかっ
た。クルタジャヤ号は90人くらい、ブランタス号とブガワン号はそれぞれ30人くらい
しか終点まで乗って来る客がいないのだ。

それらの三便はそれぞれ10月25日・11月1日・11月3日に始発着駅がパサルスネ
ンに移された。乗客を集めるための地の利を考えなければ、ビジネス効率は向上しないの
である。こうしてプリオッ駅は再度貨物駅としての道をたどるようになる。

貨物列車は一日8便が120両の貨車を引いてプリオッ駅から出発していた。プリオッ駅
は港に設けられたス~ガイラゴアとパソソの両貨物駅の稼働をコントロールするセンター
としての機能に特化することになった。[ 続く ]