「人生相談・其ニ」(2025年12月29日) わたしは50歳でジャカルタの民間会社の取締役をしています。20歳の子供がひとりい て、妻は42歳です。わたしは大学生のころ、子供をふたり持ちひとりの善良な妻が伴侶 になることを夢見ていました。子供たちの母としての務めを果たすよう、妻に勤め仕事は させないと決めていました。神はわたしの夢を大部分かなえてくれました。わたしは今、 良い自動車と屋敷を持っていますが、幸福ではありません。 わたしは村の華である美しい娘と3年間交際してからかの女を妻に選びました。学歴は高 卒です。そのときわたしは、自分の愛があらゆる差異と障害を克服できると信じていたの です。 妻は村の華だったので、娘時代に大勢の男たちが妻に近寄っていました。その中に郡役場 の役職者もいました。市民登録役所で結婚式を挙げる前日、妻が閉め切った自宅の中でそ の郡役場の役職者とふたりきりでいるのをわたしは偶然見つけたのです。そのとき妻は、 その男が別れの言葉を言いたいからちょっとだけ家に入れてくれと無理強いしたからであ り、何も起こらなかったと釈明しました。 絶対に許せないことなのでわたしの怒りは頂点に達し、この結婚をやめることを考えまし た。しかし親戚一同もやってきており、乳がんの第四期に入った母がわたしの結婚を心待 ちにしていたため、わたしは考えに考えを重ねたあげく予定されていたプロセスを続ける ことにしました。妻がこんなあやまちを二度と起こさず、わたしの良き伴侶になってくれ ることを期待して。 結婚前、妻はたいへんなやきもち焼きでした。結婚申し込みをするためにわたしの一家が 妻の家を訪問したとき、久しぶりに会ったわたしの妹が懐かしさのせいでわたしの背中を ポンポン叩いたことがありました。そのあと妻はわたしに、あのような真似は二度としな いでくれと要求しました。このポイントはいまだにわたしの家庭生活の中の棘になってい ます。 第二のポイントは、妻が少女みたいに日記をつけているのです。わたしの帰宅時間が毎日 書き留められています。いつもより20分ほど遅かっただけで、まるで刑事が泥棒を取り 調べるみたいなことが始まります。わたしに別の女があるという前提がいつもそこに置か れています。 第三。わたしは子供がひとりしかいないことに不満を抱いています。妻はいつもさまざま な理由をあげて妊娠しないようにわたしをあしらってきました。最初の子がまだ小さくて その番をしなければならないから、といった理由です。子供を神の恵みと考えず、仕事を 増やすだけの人生の負担とどうして思うのでしょうか? 第四。妻が顔に魅惑針を入れていたことをわたしは偶然知りました。わたしは欺かれたよ うな気がして、とても不愉快になりました。妻の言い分は、夫のキャリアの助けになるよ うにということでした。 第五。数年前、わたしの弟の大学卒業式に行ったとき、わたしは弟とふたりで並んでいる 写真を撮るように妻に頼みました。ところが画像は斜めに撮影されていたのです。わたし は驚き、弟は妻をたいそう憎みました。妻はまっすぐ写真を写すこともできない愚か者な のでしょうか? 第六。わたしが海外へ行くとき、わたしはそのことを自分の弟妹に知らせてはならず、ま してやお土産をあげるのはもってのほか。ところが妻の家族や友人にはお土産なしには済 みません。 第七。数カ月前にはじめて気付いたことがあります。わたしが出勤するときに妻が用意し てくれる服が月曜から金曜まで同じ服なのです。色の褪せた服でアイロンもかかっていま せん。家政婦はわが家に居付きませんので、妻がそれをしなければなりません。わたしは 知恵をしぼって、その対策を講じました。その服を会社に置くようにしたのです。ところ がおかしなことに、妻はその服がどこに行ったのかをわたしに尋ねることもしません。 他人に注意されてはじめて自分の悪い点を直そうとするような人間をわたしは好きになれ ません。妻であればその義務が何であるのかということくらいは知っておくべきでしょう。 なのに妻はどうしてそんなことをわたしにしたのでしょうか?わたしが会社の代表者であ り、しばしば重要なゲストと面会しなければならないということを、妻は理解していない のでしょうか? このような妻をわたしはどうすればよいのでしょうか?わたしはこんな生活にうんざりし ています。わたしは妻に軽んじられている失敗夫です。しかしただひとりの子供にとって の失敗父親になりたくはありません。子供がわたしのような境遇に陥らないことを願うば かりです。世間の妻たちがわたしの妻の真似をしないようにと考えてこの手紙を書きまし た。[ 続く ]