「akuよりもku」(2017年01月19日)

2016年5月10日付けコンパス紙への投書"Tentang Kata Aku"から

拝啓、編集部殿。2016年4月16日付けコンパス紙のバハサ欄にインドラ・トランゴ
ノ氏の「akuとsaya」が掲載されました。文末にかれは、akuとsayaが適切に使い分けられ
るよう、言語エチケットを知らなければならないことを示唆しています。

同氏によれば、akuという語はより対等でよりパーソナルで権威を感じさせるがゆえに、
会話にakuを使うことを選択する若者は少なくないそうです。

それぞれの言語には感触があり、違反してはならない礼儀があります。若者たちは言語を
使う際にそれを学ばなければなりません。akuという語を使って悪いわけではありません
が、それがふさわしいシチュエーションがあるのです。たとえば、大統領閣下に向かって
こんな言葉遣いをするなど、あってならないことです。「Pak Presiden aku mau tanya 
...」この文章の中では、akuでなくsayaが使われるべきなのです。

若者たちはまた、文法についてももっと認識を持つべきです。最近の若者たちはakuを所
有格の位置で使う傾向が目立ちます。英語のmy bookはbuku aku、my houseはrumah akuの
ように。わたしが思うに、そんな用法は慣用的でありません。通用する用法はbukukuや
rumahkuです。わたしはかつてそう習いました。

つまり英語のmyに対応するのはakuでなくて-kuなのです。それがわたしの意見です。最後
に「Kukirimkan salamku (bukan salam aku) untuk para pemuda yang bersemangat.」
[ 中部ジャワ州カランガニャル在住、ウィスヌブロト・バウォノ・クンチョロ ]