「17年税収目標は昨年から3割増」(2017年05月22日)

2017年1〜4月の国税総局収税成果は348兆ルピアで、対前年同期比で19.6%
アップした。ところが2017年の国家総支出予算2,080兆ルピアを支えるための税
収予算は1,750兆ルピアとなっており、不足分の330兆を借入で補うというのが今
年度予算の内容になっている。その税収予算のうちの国税分は1,308兆ルピアで、前
年実績に対しては30%成長しなければ今年の予算達成ができなくなる。というのも、2
016年の税収はタックスアムネスティによる平常外収入がもたらした分を含んでいるた
めで、その臨時収入が期待できない今年の負荷は凄まじいものになること、まず間違いな
しだからだ。

2017年1〜4月の税収諸項目は確かに成長目覚ましいものがある。非石油ガス所得税
は204兆ルピアで17%成長、付加価値税121兆ルピアで18%成長というのがその
詳細だ。

それを更に伸ばすために国税総局は、景気回復による自然増を待つだけではただの事務屋
になってしまう。税収拡大ターゲットをどこに向けるか、それが2017年国税総局の業
務成果を決めることになりそうだ。