「玩具やアクセサリー類はアセムカで」(2017年05月31日)

子供のおもちゃ、少年少女の毎日の暮らしを慰めるためのさまざまな小物類や装身具ある
いは学用品、家庭生活に彩を添える可愛らしい日用品や装飾品。たとえば、三輪車やプラ
スチックボディの漕いで進む自動車、女の子用のミニチュア家庭用品から髪留め、ヘアピ
ン、バンド、装身具。そんな商品を買い求めたいひとびとの間では、西ジャカルタ市コタ
地区のアセムカ(Asemka)が有名。

ここで売られている商品は都内のどこよりも15〜20%廉い、と地方部から買付に来る
バイヤーは言う。もちろん、アセムカは卸し販売店地区なのだ。商品の多くはダース売り
されている。しかし品物によっては、ダースを崩して一個で販売してくれるものもある。
言うまでもなく、販売単価はまとめ買いよりも10〜15%高くなる。

インドネシアに卸販売専門という商法はどうやら存在しないようだ。卸売りスーパーの看
板を掲げていても個人でその会員になれるし、店内の商品も単品販売されているものが少
なくないから、卸売りという言葉に振り回されるよりは実地に当たって見るのが一番だろ
う。インドネシアも自己主張が不可欠の国であり、ダメ元で我を張れば通ってしまうとい
うことは頻繁なのだから。

アセムカ地区へ行くなら、バスウエー第1ルートで終点のコタ停留所まで行く。あるいは
コミュータ電車でジャカルタコタまで。


バスウエーコタ停留所の南側交差点を西に向かえば、そこはもうアセムカ。アセムカ卸売
り地区はたいへん広く、下の諸道路でカバーされている広範なエリアだ。
Jl Asemka, Jl Petak Baru, Jl Pintu Kecil, Jl Petokangan, Jl Perniagaan Timur, Jl 
KH Moh Mansyur
もちろんアセムカのビジネスセンター地区がそのエリアの中央に存在している。Jl Perni-
agaan Timurがその中心地区だ。

こういったビジネス地区内のところどころに食堂やワルンがあり、ジャカルタの他の地区
ではあまりお目にかかれない本場もの中華料理を楽しむこともできる。ジャカルタのコタ
地区は何となくノスタルジーを感じさせてくれる土地だ。