「泣きたくなる民族の姿」(2018年09月24日) 2018年5月16日付けコンパス紙への投書"Disiplin dan Tanggung Jawab"から 拝啓、編集部殿。東ジャワ州ラモガン(Lamongan)県ババッ〜ウィダン間にかかっている カレンダーハミルトン橋が2018年4月17日に崩落したのは、トラック三台が同時 に橋に載ったのに耐えきれなかったためだというニュースでした。 本当に心で涙にむせぶような話です。インドネシア人の規律と責任感はそこまでひどいも のだったのでしょうか? いろいろと疑問が湧いてきます。トラック運転手は自分が運転しているトラックの総重量 を知らなかったのか、それとも橋の耐荷重能力が75トンしかなかったのを理解していな かったのか? 公道や橋の保全を受け持つ警察や公務員は橋の能力を超える重量のトラックが橋に載るの を、検査もしないで放置していたのだろうか? 運送業事業主は自社のトラックが規定を超えた重量の積荷を運ぶことを禁止する標準作業 手順書を作っていないのだろうか? その橋には、限界耐荷重能力を示す表示や、橋の上での追い越しや行列走行を禁止する表 示が置かれていなかったのだろうか? その橋の保全を担当する公共事業局は、正しい施設維持活動を行っていたのだろうか? 今わが民族は、学校教育や諸訓練活動を通して、規律・正直・責任感を持つメンタリティ に変化しなければならないのです。同じようなことが繰り返される前に。 [ スマラン在住、FX ウィビソノ ]