「最近の中古車事情(後)」(2019年01月16日) コンパス紙R&Dが2018年11月24・25日に17歳超の481人の首都圏住民に 対して行ったサーベイによれば、最近の中古車に対する姿勢は次のようなものだった。 質問1.中古車を買ったことがありますか? 回答1. 二輪車を買った 38.9% 四輪車を買った 13.5% 買ったことがない 47.4% 質問2.首都圏で自動車の年齢制限が行われるとした場合、賛成しますか? 回答2. 二輪車で行うのに賛成 4.2% 四輪車で行うのに賛成 9.8% 両方で行うのに賛成 34.1% 反対 48.0% 質問3.値段が廉いこと以外に、ひとが中古車を買うことの理由をあなたは何だと思いま すか? 回答3. 車がまだ十分機能するから 33.3% 古い車は自動車税が廉い 22.9% オールドカーを好むから 14.1% 手が届く値段・予算に合う 11.0% 選択幅が広い 6.9% 自動車を必要としている 2.1% 再販するとき値段があまり下がらない 0.8% 購入プロセスが簡単 0.4% 行政は路上の車両台数を減らすべく、古くなった車両を廃車に追い込むことを考えている。 古くなった車両の自動車税を高くするというのもそのひとつだが、もっと直接的に、車齢 が5年になれば路上に出させないというのも一案だ。それに関する質問が上の2.であり、 賛成と反対が同率になっている。 実は1966年にそれが行われたことがある。自家用車にせよ公共交通機関にせよ、古い 車は頻繁にエンストを起して道路脇に放置される姿が普通だった。 自動車は当時まだ少なかったとはいえ、時間帯と場所によってエンスト車が交通渋滞を引 き起こすことは起こっていたから、都庁は車齢20年を超える車の運行を禁止したのであ る。 2015年に再び車齢制限が提案され、今回は10年を限度とする方向性が打ち出されて いるものの、具体的な方針はまだ定まっていない。[ 完 ]