「高血圧症は都会病」(2019年02月13日) 2018年基礎保健調査で国民の高血圧症有病率は34.1%だった。2013年の25. 8%から大きい上昇だ。一方、医師が日常活動から抱いている印象では、高血圧症罹患者 は10人にひとりだという。医者のところまで来ない人間がいかに多いかということを、 どうやらそれは示しているようだ。 更に医師がその診断を下して薬を飲むように勧めても、3%のひとは飲もうとしない、と 医師は言う。一方、18年基礎保健調査では、高血圧症罹患者の38%が薬を飲んでいな いことが判明している。男女比では、女性のほうが55%を占めていた。しかし薬を飲ん でいるひとの男女比も、女性が61%を占めてマジョリティになっている。 ジャカルタに関して言えば、18年の高血圧症有病率は33.4%で13年の20.0% から大幅な上昇になっていて、全国並みという表現は当てはまらない。煙草やアルコール 飲料、運動不足、繊維質食品摂取不足といった都会人のライフスタイルがインドネシアの 都市部住民に高血圧症をもたらしているようだ。 都民の年代別罹患者は次のような数値になっている。 20〜39歳 男1,943人、女3,087人 40〜59歳 男7,914人、女14,345人 60歳超 男10,812人、女15,048人 職業別は次の通り。 自営業 男5,509人、女2,661人 公務員・軍・警察 男350人、女350人 事務職者 男10,670人、女2,952人 作業者 男3,090人、女9,176人 無職 男8,730人、女27,309人