「持ち主不在は所有権の不在」(2019年02月21日)

2018年12月14日付けコンパス紙への投書"Sampah Liar di Bekasi"から
拝啓、編集部殿。地主が一年くらい放置している1千5百平米ほどの空き地が、家庭ゴミ
の無法投棄場所にされています。

ゴミ処理に関する2011年ブカシ市条例第15号の改正に関する2017年ブカシ市条
例第9号は、地方自治体がゴミ処理を行うことを定めています。ゴミ処理とは、ゴミ集積
やゴミ搬送を含んでいます。

各人は定められ用意された場所でのみゴミを捨てることが認められ(第48条c)、その
違反者には最長6カ月の拘留もしくは最大5千万ルピアの罰金が科されることになってい
ます。

どう小さく見積もっても、周辺7〜10軒の住民や道路通行者が地区一帯に漂う悪臭に迷
惑を蒙っていることに疑いありません。それどころか、この雨季にかれらの衛生生活は危
険にさらされているのです。そのエリアは出水常習地区なのですから。

RT006RW012は自主的にゴミ処理システムを行っているので、その空き地にゴミ
を捨てている者は地元民でないのが明らかです。無法ゴミ投棄者がオートバイでやってく
るのを地元民はときどき目にしています。注意されてすごすご帰って行く者や、成功して
逃げ帰る者などさまざまです。にもかかわらず、ゴミの量は日増しに膨れ上がっています。
無法投棄者は住民の目を盗むのに長けてきたのでしょう。

住民はRT役員に対し、その状況を地主に知らせるよう強く求めていますが、地主がどこ
にいるのかを知っている役員はいません。今や住民にとっては、ブカシ市だけが頼みの綱
になっているのです。

元々その土地はポンドップカヨンインダ住宅地の外にあり、路面から1〜1.5メートル
盛り上げられた地所でした。土地境界線の二面はポンドップカヨンインダ住宅地デベロッ
パーが塀を作り、他の面は地元民住居の裏塀が境をなしています。

その後この地所は建売販売の準備が整い、三区画に家屋が建てられて居住が始まり、その
三区画はRT006RW012に繰り込まれています。残った1千5百平米ほどの空き地
が、今では無法ゴミ投棄場所にされているのです。
[ 西ジャワ州ブカシ市在住、ウィラスモ W ウィロト ]