「強者は法を怖れない」(2019年02月28日) ゴジェッ(Go-Jek)の運転者に登録し、ゴジェッを食い物にしていた4人が、会社側の届出 で警察に逮捕された。この4人はある人間からオーダーや行動内容を操作できるソフトウ エアを購入し、自分は仕事などまったくしないで会社に虚偽データを送り、報酬を受け取 っていた。かれらの犯行は18年11月から続けられていた由。 かれらはそれぞれが15〜30のアカウントを作り、各アカウントひとつ当たりで7百万 から1千万ルピアの報酬を得ていた。ひとりで一日に24件ほどの架空オーダーを作り、 持っている複数のアカウントに分散していたとのことだ。ソフトウエアをかれらに売った 人間は警察が追跡中。 この種の行為は、調べればすぐに誰が何をしたかということが判明して被害者が反撃して くるのが明らかであり、たいていの文化ではそれが抑止力となって低レベルの犯罪はあま り起こらず、起こる場合は高度に知能的な、完全犯罪的なことが行われるのが普通なのだ が、インドネシア文化にあるものは相当に積極的な価値観を携えていることが、そこから 分かる。 あれこれ思い悩んだあげく、結果を怖れて何もしないのよりも、度胸を定めて踏み出すべ きだ。「為せば成る・・・・」なのである。男は度胸。強者こそが優れた人間ではなかっ たか・・・・