「バリの雨季にはゴミのビーチ」(2019年03月19日)

2019年1月10日付けコンパス紙への投書"Sampah Plastik di Pantai Bali"から
拝啓、編集部殿。2018年2月初めと12月初めの二回、わたしはバリへ行きました。
その二回とも、早朝のビーチ散歩を行うことができませんでした。なぜなら、バリ島の西
向き海岸は端から端までプラスチックゴミに覆われていたからです。

清掃班はもちろん作業していますが、流れ着いてくるゴミの余りの多さに、まるで焼け石
に水のありさまです。ゴミの多さを地元民に尋ねてみると、この時期の海流がバリ島に向
かってくるために起こるのだという答えでした。だったら、何カ月もの間、ゴミはバリ島
に押し寄せ続けるではありませんか?

このような状態が放置されて外国人観光客の間に知れ渡れば、バリ島を訪れる観光客は激
減するかもしれません。インドネシアは既にプラスチックゴミ厳戒状態に陥っているわけ
ですから、政府はプラスチックゴミ対策並びにプラスチックゴミの海への流出を阻止する
動きを今すぐ始めなければなりません。

川を流れるゴミはすべてせき止めて、海へ流れ込む前に回収しなければなりません。各地
方自治体も、海岸線は一寸残さず、ゴミのない状態を維持するよう努めなければなりませ
ん。その一手段として使い捨てプラスチックの規制を強め、陸上海上におけるゴミの源泉
を断つようにするべきです。

豊かで美しいわれらの海とビーチを守るために、全員が今すぐ動き出す時が来ているので
す。[ マラン市在住、ハリヨノ ]