「遺失物が戻って来た」(2019年04月10日)

2019年2月12日付けコンパス紙への投書"Keamanan di Terminal 2"から
拝啓、編集部殿。スカルノハッタ空港第2ターミナル職員の皆さん、特に第2ターミナル
バス乗り場のセキュリティ担当職員の方々にお礼を申し述べたいと存じます。2019年
1月24日にバス乗り場待合場所に置き忘れてしまったショルダーバッグが紛失すること
もなく、一時間ほど後に完全な状態のままわたしの手元に戻ったのですから。

その日、わたしはクンダリからのバティックエアーで20時ごろ到着し、そのまま小型ト
ランクを引きながらショルダーバッグを肩にして、第2ターミナルバス乗り場に向かいま
した。そのショルダーバッグをいつどこに置き忘れたのか、わたしにはまったく記憶があ
りません。そのことに気付いたのは、わたしが乗ったクラパガディン行きのバスが第3タ
ーミナルを発車した後のことです。わたしは驚いて座席の周辺を探し回り、たまたま混ん
でいなかったそのバスに乗り合わせた周囲の乗客にも尋ねてみました。しかし期待した返
事は戻ってきませんでした。

困惑し、ほとんど絶望したわたしは、ワッツアップでファミリーのグループにこのことを
告げました。するとわたしの娘が応答してきたのです。夫が姑を送ってスッタ空港に今行
っていると言うのです。婿は第2ターミナルへ行ってくれました。およそ一時間経過して
わたしがクラパガディンの自宅に到着したころ、婿はわたしのショルダーバッグの写真を
送ってきました。空港警備員がそれを見つけて、保管してくれていたのです。

重要なものがいくつか入っているそのショルダーバッグがなくならなかったことをわたし
はとても幸運に感じました。バス乗り場の待合場所というオープンエリアに置き忘れたり
したら、もう二度と戻らないだろうと最初わたしは考えたのです。ところが空港警備員は
目ざとくそれを見つけて責任ある処置を行い、遺失物は安全に保管されていたのです。ス
カルノハッタ空港第2ターミナルバス乗り場を担当するセキュリティ担当職員の皆さんが
素晴らしい態度で任務を遂行なさっていることをわたしは実感しました。空港警備陣が信
頼できるひとびとで構成されていることにわたしは敬意を表します。
[ 東ジャカルタ市プロマス在住、クリス・クラナ ]