「断水禍」(2019年05月17日) 2019年3月11日付けコンパス紙への投書"Air PAM Mati"から 拝啓、編集部殿。北ジャカルタ市チリンチン郡西スンプル町住民はもう二日間にわたって、 水道水を使って水浴・洗濯その他の活動を行うことができません。口伝えの話では、電力 会社の大型工事で水道パイプが割れた結果だということですが、東スンプル町の方はもう 一週間も水のない飢饉状態です。 その噂が本当かどうかは不明ですが、わたしがこの投書を書いている時点で関係者から何 の説明もありません。この状態に関する情報があってしかるべきアエトラ社ホームページ にも、何の知らせもなければ謝罪の言葉も見られません。関係者は水道利用者に対して、 何が起こったのかを説明し、復旧までにどのくらいの時間を要するのかという見通しを知 らせるのが当然ではありませんか?上水道給水が止まったことに関する問い合わせへの回 答も、それどころか情報公開すら行われず、ただ沈黙を続けるようなことは論外です。 地元民への上水供給は、特に北ジャカルタ市民にとって日常生活に不可欠な資源であると いうのに、地元行政さえ沈黙しています。地元政府は住民の福祉生活を重要視して上水供 給者に警告を与える立場ではないのでしょうか? だからこそ、上水供給がどうして止まったのか、住民に対して提案することは何なのか、 といったことがらを地元民に告知してください。それによって市民の日常活動はより計画 性のあるものにすることができます。もし問題が手に負えないということであるなら、会 社経営陣は総辞職するべきでしょう。[ 北ジャカルタ市在住、アッマッ・ハリム ]