「子供と暴力」(2019年06月17日)

インドネシアの児童保護法では、子供(児童)の年齢は17歳までとなっている。女性活
性化児童保護省が19年5月7日に発表した最新報告によれば、児童に対する暴力行為は
既に行き過ぎ状態になっているようだ。

暴力のカテゴリーは物理的暴力、精神的暴力、性的暴力という三つに分類され、驚くほど
多数の子供たちが暴力を振るわれていることを物語っている。男の子は物理的暴力に遭遇
するリスクが高く、女の子は精神的ならびに性的暴力の被害者になる傾向が高い。

サーベイは32州150県市232郡の1,390調査地区で11,410人の児童に対
して行われ、データ集計は2018年11月になされた。その結果、13〜17歳の子供
たちのうち、男の子の61%、女の子の62%が、その年齢期にひとつ以上のカテゴリー
の暴力を蒙った体験をしていることが判明したのである。

性的暴力: 男子17人にひとり、女子11人にひとり
物理的暴力: 男子3人にひとり、女子5人にひとり
精神的暴力: 男子ふたりにひとり、女子5人に3人

子供たちが報告した加害者はたいてい、自分の友人かあるいは友人でなくとも同年代の子
供になっている。