「深夜のスカルノハッタ空港」(2019年07月11日) 2019年5月21日付けコンパス紙への投書"Dini Hari di Soekarno-Hattaから 拝啓、編集部殿。チュンカレンのスカルノハッタ国際空港は、夜半を過ぎてから到着する 乗客にとって、サービス面で不足があります。 スマランのAヤニ空港発ナムエアーIN2231便のスケジュール遅れの結果、2019 年4月19〜20日にわたしが体験したことは、スカルノハッタ国際空港がいまだに不完 全であることを証明するものです。19時50分の搭乗予定は最終的に0時50分にやっ とテイクオフとなりました。乗客は箱飯とアヤムゴレンの代償で4時間も出発を待ったの です。 飛行機は日付の代わった4月20日に、公共交通機関の途絶えたスカルノハッタ空港に到 着しました。空港と町を結ぶバスの運行は22時までだそうです。タクシーを使う経済的 余裕のない乗客にとって、これは厳しい待遇です。 災難なことに、その時間帯になるとタクシーはメーターを使わず、請負料金で交渉してき ます。外国人と思われるひとりの女性がタクシー運転手に拒否されて困っている、気の毒 なシーンが展開されていました。タクシー運転手は自分の言う金額を現金で払うよう押し 通している一方、かの女はクレジットカードで支払うのを希望していたのです。 わたしがオンラインタクシーを呼ぼうとしても、電波状態がおかしくてできませんでした。 明確な理由がわたしには分かりませんが、オンラインタクシーすら期待できません。夜明 けを待てない乗客は他に選択の余地がありません。わたしは仕方なく、メーターよりはる かに高額な料金を呑んで、タクシーに乗りました。 このわたしの体験から、わたしはスカルノハッタ空港運営者に対して提案をしたいと思い ます。到着したばかりの乗客に対する問い合わせ窓口として職員を要所に配置し、問い合 わせ者の必要に応じて交通手段を案内する体制を敷くべきです。 インドネシア共和国最大の国際空港でどうしてよいのか分からずに困ってしまう乗客が出 たり、あるいはカモにされて憤る乗客が出たりするようなことは、決して起こってはなり ません。[ ブカシ市在住、Aリスタント ]