「福建語好きのイ_ア人(3)」(2025年01月16日) 今でもジャカルタのコタへ行けば、商店や道端キオスなどでは金額を言うのに華語が飛び 交う。gotun, captun, cepek, seceng, goban.... 福建語の数字呼称はこうなっている。 1 it 2 ji 3 sa 4 si 5 go 6 lak 7 cit 8 pek 9 kau 10 cap 10から上は cap it, cap ji, cap sa・・・cap kauとなって20のji capに至る。 21はji cap itで、また同じパターンが繰り返されてkau cap kauになると、桁が上がっ て100になる。 100はcepekで、150はpek go、200はno pek、250はno pek go、そうやって同 じパターンが繰り返されて1000に達する。 1000はseceng、1500はceng go、2000はno cengで2500はno ceng go、 3000はsa cengというように繰り返されてまた桁が上がり、万の単位になる。 1万はceban、1万5千はban go、2万はno ban。2万5千はno ban go、3万はsa ban。 10万はcepek ceng、つまり百千だ。 11万はpek it、12万pek ji、12万5千はpek ji go。こうして百万の位になる。 百万の位は条 (ti?o)だから、1百万はcetiao、110万はtiao it、 150万はtiao puah、2百万no tiao、250万no tiao puah、3百万sa tiao・・・1千万になればcap tiao、5千万はgo cap tiao、1億はcepek tiao。 位取りの言葉の次にsaとかgoなどの言葉が付くと、それはひとつ下の位を示しているので 注意が必要だろう。go ceng kauは5,009でなくて5,900なのだ。 上に出てきたgotunとかcaptunのtunとはいったい何なのだろうか?tunは盾と書かれる。 元々オランダ東インドではオランダ東インドGuldenが使われていた。オランダ東インドフ ルデンは本国のオランダフルデンと等価だった。中国人はオランダフルデンを荷蘭盾と書 いてHe lan dunと発音した。東インドのフルデンも同じ価値だったから、He lan dunと呼 ばれた。 植民地時代のオランダ東インドで、フルデンはフローリンとも呼ばれ、プリブミはルピア と呼んだ。だから華人はそれらを同じものと見て、一律にヘーラントゥンと呼びならわし たようだ。 インドネシア独立後、フルデンはインドネシアから去ってルピアが公式通貨になったもの の、中国人は呼び方を変えなかったのでインドネシアルピアは相変わらずトゥンと呼ばれ ている。もちろんオランダとインドネシアは区別されなければならないため、盾という通 貨は荷蘭盾と印尼盾という二種類を持っている。[ 続く ]