「ショック」(2025年07月20日) ライター: 短編作家、クルニア JR ソース: 2009年5月8日付けコンパス紙 "Syok" syokという造語にはどれほどの必要性があるのだろうか?英語のto be shockedをsyokと いう形にしたこの語彙は、単に驚いたとかびっくりしたというようなレベルではなく、精 神的な衝撃を受けたり心が動揺している状態を述べる場合に散発的に使われて世の中に出 現している。文字になった一般的な論説に使われる以前に、shockedという言葉が会話や 表明発言の中にしばしば混ぜ込まれていた。 多分、こんな言い方がなされるだろう。Jaksa Agung shocked kantornya digeledah KPK. 日常会話に英単語を混ぜるのが好きなひとの中には、自分の使う語形が語幹でないことを 必ずしも意識していない人がいる。shockedは動詞shockの受身形、つまりto be shocked なのである。 インタビューの文字起こしやマスメディアのメッセージなどで、まるで筆記者が原語の文 法パターンを示す面倒を避けるかのように語幹を使うケースがしばしば発生している。そ んな場合はこうなる。Jaksa Agung shock kantornya digeledah KPK. ときどき気にかかるこの語彙に関するわたしの経験と観察によれば、筆者や記者の中に迷 いを抱いている者がいる。話題の本人が衝撃を受けたり心が動揺している状態を表現する のに使われるべき形式はshockなのか、それともshockedなのか、と。どちらを選ぼうが、 英語文法規則に従うなら、実際にはどちらも能動形だから違いはない。 エンタメの世界では英語shootingに由来するsyutingという言葉が映画やシネトロンの撮 影活動を示す言葉として既におなじみになっている。syuting filmという言葉はもう熟語 化して、日常の会話や書き物の中に使われている。この造語は西洋から輸入された映画文 化関連の概念に関するインドネシア語の世界を豊かにしている。エコルス=シャドリの英 語インドネシア語辞典には、to shoot a filmがmembuat filmとインドネシア語訳されて いる。 syokは名詞でkejutan/guncangan、動詞でmengejutkan/terkejutを意味している。インド ネシア語にはそれに対応してヘビーな精神状態を述べる的確な語彙がある。他の説明語を 添えるまでもなく使えるterguncangやterpukulがそれだ。たとえば: Caleg itu terguncang setelah tahu tidak terpilih dalam pemilu. そこにterguncang jiwanya, terguncang batinnya, tergencang perasaannyaなどと書い て細かな表現にしなくてもよい。あるいは: Ketua Umum merasa terpukul menyaksikan kekalahan partainya. terguncangやterpukulは、kaget, terkejut, terperanjat, terpanaなどが示すレベルを 超えた、精神的なアスペクトのはるかに高いレベルを示す言葉なのである。syokのような 新語を作ってそれらを見捨てるのは実に残念なふるまいだ。この造語はインドネシア語レ キシコンに豊かさをもたらすものではないのである。 実際、shock/shockedをsyokという造語にして借用語を増やす必要性をインドネシア語は 持っていない。おまけに元の語彙を見るなら、綴りとしてより近いものはshokだろう。し かしわたしはshokすらインドネシア語に摂り入れられる必要がないと思っている。 最後に、国語センターのKBBIにはsyokが採録されていて、こう書かれている。 syok (ragam cakapan) sangat menarik hati; indah sekali いったいどの地方語から摂られたものなのだろうか?語源調査を早急に始めてもらいたい ものである。辞書の権威を高めるためにも。