「インドネシア鉄道史(12)」(2025年10月22日) 国有鉄道会社SSはプリアガン地方の物産をバタヴィア港に送るためにプリアンガー線を設 けてバイテンゾルフでNISの路線にリレーする計画を立てた。しかし、NISが既に運行させ ているスマラン〜ソロ〜ジョクジャ線まで路線を延ばして長大なループを生み出す構想へ とその計画が発展して行くのは自然の成り行きだったにちがいあるまい。バイテンゾルフ 〜チアンジュル〜バンドゥン〜タシッマラヤ〜バンジャル〜マオスという長い路線の建設 が1882年ごろに開始された。 その工事が進められている間にSSはヨグヤカルタ〜チラチャップ路線を建設して1887 年から運行を開始した。その路線の終点であるジャワ島インド洋岸最大の港チラチャップ に近いマオス駅にバンジャルから来る線路をつなげば、バイテンゾルフ〜バンドゥン〜バ ンジャル〜クトアルジョ〜ヨグヤカルタ路線が開通するのである。 その計画が実行に移されて列車がバイテンゾルフからバンドゥンに到着したのは1884 年のこと。鉄路は更にチバトゥに1889年、そしてタシッマラヤに1893年、チアミ スを経由してバンジャルに1894年に到達した。バイテンゾルフ〜マオス路線の主要な 駅舎の稼働開始年を見れば列車運行の始まった時期がわかるだろう。 チチュルッ 1881年10月5日 スカブミ 1882年3月21日 チアンジュル 1883年5月10日 パダララン 1884年5月17日 チマヒ 1884年 バンドゥン 1884年7月8日 チチャレンカ 1884年9月10日 チバトゥ 1890年10月1日 タシッマラヤ 1893年9月16日 チアミス 1894年 バンジャル 1894年11月1日 マオス 1887年7月20日 チラチャップ 1887年 SSの大構想を実現させるための西ジャワを貫通する鉄路建設工事は概括的に次のようなフ ェーズで行われたとイ_ア語AIは述べている。 1 バイテンゾルフ〜バンドゥン 2 バンドゥン〜バンジャル 3 バンジャル〜クトアルジョ〜ヨグヤカルタ 実際にバンジャル〜マオスとチラチャップ〜マオス〜クトアルジョ〜ヨグヤカルタは異な るプロジェクトになり、チラチャップ〜ヨグヤカルタ路線が先に運行を開始している。 一方コンパス紙によれば、バイテンゾルフ〜マオス区間の建設工事が完了したあと、次の ようなセクションの建設によって各地に支線が設けられていったようだ。 Dayeuhkolot - Soreang - Ciwidey Tasikmalaya - Singaparna Cibatu - Garut - Cisurupan - Cikajang Banjar - Pangandaran - Cijulang [ 続く ]